• テキストサイズ

忍びきれないこの想い[戦国BASARA]

第8章 彼女の過去


[これが私の復讐にとらわれた過去、私が憎んでた奴は今までの中で一番酷い殺し方だったよ・・・]

佐「・・・・」

佐助はピクリともしない。
・・・また、嫌われるかな・・・。
私が瞬きをして目をつぶったその時

ーギュッー

気づくと私は佐助に抱きしめられていた。

[///!?佐助!?]

現状が理解できず思わず声が裏返る。

佐「・・・つらかったね、今まで独りで隠してきたんだね」

[・・・!]

佐「でも、もう大丈夫・・・俺様が、甲斐武田軍がアンタの見方になるから」

[佐助・・・]

私の目から涙が溢れてくる。もう流れないと思っていた涙が流れる。

佐「泣きたかったら泣けば良い、俺様が慰めてあげるから」

佐助はそう言って私の頭を撫でた。

[ありがと・・・佐助ぇ・・・]

佐助の腕の中で私はあの時と同じぐらい泣いた。
佐助はただ私を撫でてくれていた。その手は優しく、とても暖かった。
/ 76ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp