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【黒子のバスケ】幻の7人目

第12章 12Qー本音で宜しく



そういえば…
私たちは1度も一軍の先輩達の練習を見たことがない。

後から聞いた話、一番初めに第二体育館で見学した先輩たちは二軍だったそうだ。



主将の顔も見せてくれないなんて…。

まあ私は知っているのだけれども。


自分が、皆はまだ知らないであろう主将の顔を把握していることに苦笑する。



私はこの世界に来て、バスケに対する気持ちを抑え込もうとしていた。

まあ元々バスケ馬鹿な私が、一週間もバスケをやったらそんな気持ちも何処かへ行ってしまうのも必然的で…。


この帝光中バスケ部に来てよかったなと思うようにまでなった。


内心、早く1軍の人達と一緒に練習したくてウズウズもしている。



「それじゃあ早速準備してー。
桃井ちゃんはビブスの準備で、私は…」

真弓さんの言葉に返事をし、一斉に動き出す一年生と桃ちゃん。


練習とはいえど、試合なんて2年振りだ。

ちょっとドキドキする…。
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