• テキストサイズ

【黒子のバスケ】幻の7人目

第12章 12Qー本音で宜しく



「1年生集まってーー。」


仮入部最終日である日曜日、パス練習の途中で集合をかけられた私たち。

昨日のキツイ1日練習のせいで急に走り出すと足が…ぴくぴくする……。

その現象が起こっているのは私だけでは無いらしく、初日より周りの皆も行動が遅くなっているのがわかった。


「本当にいきなりなんだけど、今から練習試合を行います。」

精一杯力を振り絞って集まったところに掛けられたその言葉。

そんな真弓さんの言葉に少しざわつく一年生。


それもそのはず、私たちは一週間基礎的なことを永遠とやってきたため、試合形式の練習は一切やっていない。


「ウチでは毎年恒例なんだけど、仮入部最終日の練習試合での活躍度で軍に振り分けられるの。

まあ一年生から一軍に行ける人は本当に限られてるから、二軍か三軍、どちらに入るか決める試合って感じね。」


皆はまだ騒ついているが、私は1人納得をしていた。

なるほど、ここで振り分けをするのか。
確かキセキの世代は最初から1軍だったよな…。

/ 208ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp