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【黒子のバスケ】幻の7人目

第7章 7Qー勝者は報われる?


桃井さんに手を貸してもらい何とか立ち上がる。


「黒子名前さんですよね?」

「何で私の名前…。」

彼女が諜報部員だと重々承知しているが、やはり自分の名前を知っているとなると少し驚く。


「黒子名前。ポジション不明。家族構成、父、母、双子の兄。身長154cm体重4「ちょいちょいちょい。何でそこまでわかるの…もっ…。」

危うく『桃井さん』と言いかけた口を噤む。


「だってあんなプレーされたら調べずにはいられないですよぉ~。私、名前ちゃんのバスケに魅了されちゃいました!」

大きい目をキラキラさせながら私の手を両手で握りブンブンと振る桃井さん。

か…
か………
可愛いっっ…!


「そっ、そんな魅了されただなんてっ…。」

可愛い女の子を前にでへでへと照れる自分がとても気持ち悪く感じた。
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