• テキストサイズ

【黒子のバスケ】幻の7人目

第7章 7Qー勝者は報われる?



「…子………おい黒子。起きろ。」


「……ん。」


視界が霞む。
眠い目をこすりながら上を向いた。

「…あか…し……。


赤司!?」

はっきりとしだした視界に入ったのは冷淡な瞳でこちらを見下ろす160cmの赤髪。


「もう放課後だ。早く部活の支度をしろ。」


またやってしまった………。


あまりにも退屈すぎる中学校の授業。英語に至ってはアルファベットから始まるし。
退屈になると睡魔は必然的に襲ってくるもので…。
苦手な理科以外の授業はほぼ睡眠学習をしていた。

そのため先生に怒られることもしばしば…。


「寝てたら起こしてって言ったじゃん!」

急いで教科書を鞄の中に入れ帰り支度をする私の横で、腕組みをしながら壁に寄りかかっている赤司に文句を言う。

「先生に叱られる黒子が見たくてね。」

そう言い少し意地悪な笑顔を向ける赤司。

キーーー!うざ!!!

机にかけてあったバッシュをがばっと取って早歩きで教室を出る。


「シューズは持ってきたのか。」

赤司は私の後ろでそう言い、クスッと笑った。
/ 208ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp