• テキストサイズ

【黒子のバスケ】幻の7人目

第17章 17Qー動き出す歯車




紫原と真太郎が見ている中、コートに立った青峰と私。


「よっしゃ!かかってこい!」


そう言い腕まくりをしてディフェンスの構えをした私を見て、青峰はふっと笑って言った。


「なんか相撲みてェだな。」


それは私がお相撲さん並みに肥えているという意味なのか…?

失礼極まりないやつだ。

そう反論しようとすると、いきなりドリブルで抜こうをしてきた青峰。

ずるいよと言って、抜かれまいと止めに入る。

青峰は抜けなかったことに舌打ちをしたものの、やはりどこか楽しそうで。


「まあそう簡単に抜けるとは思ってねェよ。」


体勢を整えた青峰は再びドライブ。
それを私が止める。



「萌ちーん、手加減してあげなよ〜。」

そう横のベンチから紫原の声が掛かったが、こんな奴に手加減できるはずがない。

そう思いながらも、強がりたい気質の私は「これでも手加減してるよ。」と紫原にニヤつきながら言うと、青峰に怒られた。


/ 208ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp