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【黒子のバスケ】幻の7人目

第17章 17Qー動き出す歯車


周りにバレないように痛みを我慢して目の前の荻原と名乗った子に問いかける。


「なんで…いるの?」

「ここでよくバスケしたろ?
たまたま通り過ぎたから寄ってみた。」

あの時と変わっていない笑顔でそう答えた彼。



「名前もバスケやりに来たのか?」

「うん、さっきの人と1on1しに来た。」


そう答えてからいつの間にか居なくなった他の3人を見ると、気を利かせてか、紫原と真太郎は向こうのベンチに座り、青峰はスポーツバックからボールを取り出し1人でバスケをし始めていた。



「テツヤは元気?」

ボールを足元に置きベンチに座ってからそう聞いた荻原君。


「うん、バスケ部で頑張ってるよ。


「そっかー。久しぶりに会いてーな。」


荻原君は懐かしそうに夕日で赤く染まった空を見上げてそう言った。

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