第17章 17Qー動き出す歯車
「…という訳だ。」
「じゃあその外国人さんは結局持ち帰らなかったの?」
「いいところに目を付けたな名前。そう、オランダ人は「アァもういいよ。早く行くぞ。」
そう言っていつの間にか起きていた青峰に話の途中で腕を掴まれ、ずるずると引きずられて行く。
腕が…痛い…。
「待つのだよ!」
「峰ちん、名前ちんがかわいそ〜。」
数メートル先にこちらへ走ってきてる緑頭と紫頭。
「…追っかけてきてるよ。」
「…チッ。うるせェ奴らに会っちまったぜ。」
結局追いつかれてしまい、この後予定が無いらしい2人と成り行きで一緒にサーティワンへ行くことになった。