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【黒子のバスケ】幻の7人目

第2章 2Qー異名と×××




深く息を吸い込み、吐く。


相手の呼吸、心拍数、発汗量、そしてこの体育館の温度、湿度を全て感じ取る。



私の“目”に、綺麗に映るゴールまでの道。


バックターン、ドリブルターン、レッグスルー

ストバスのプレーをしたら青峰が煩そうだから、型にはまったプレーで1人…2人…3人…4人と、男子運動部員でさえ敵わないスピードで抜いていく。




ゴール下まで到達し、ジャンプシュートをしようとすると、最後の五人目が「っさせるか…!」と言いながらブロックをしてきた。


いい食いつきだ。


でも…………





「そんな高さじゃ届かないですよ。」

落ちていく部員を尻目につぶやき、ダンクシュート。


尻餅をついた五人目の部員。


静まり返る体育館。


ゴールに入った後落ちたボールの音。
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