• テキストサイズ

【黒子のバスケ】幻の7人目

第16章 16Qー初めての味は


廊下をルンルンと歩くモデル黄瀬。
その横を肩身狭そうに歩く私。

なんと異様な光景なのだろうか。


ちらっと横を見上げるとニコニコした顔の黄瀬と目が合う。

楽しそうだねと言うと「名前っちに抱きつかれたんだから当たり前ッス!」とのこと。

あの後何時もの如くクラスメイトに冷やかされ、弁解するのに必死だった私の苦労も露知らず…。

機嫌の良い黄瀬のことを恨めしく思いながらも、私は先ほどから疑問に思っていたことを口にする。


「どこ向かってるの?」

そう聞くと、未だ足取りの軽い黄瀬に「屋上に決まってるじゃないッスかァ!」と満面の笑みで返された。

「決まってるんだ…。」

「だって名前っちと色々できr「しないわ!」


頭は手が届かないので横腹を殴りながら突っ込むと、嬉しそうに笑っていたのでもう溜息しか出ない。


/ 208ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp