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【黒子のバスケ】幻の7人目

第15章 15Qー現実逃避



***


寝ていた期間を含めて、倒れてから7日経った今日退院許可が出た。


担当医に礼を言いに行くと、一応一週間後にまた診察に来てくれと言われた。

まあ確かに医者からしたら原因不明の失神なんて後味悪いよなぁなんて思いながら病院の外に出る。


今日の天候は一点の曇りもない晴れ。

久しぶりに触れる外気にのびのびとした気持ちで一歩を踏み出した。

母の隣を歩きながら、久しぶりに電源を入れた携帯を取り出す。
起動した携帯のスクリーンを見ると…


着信43件


よんじゅっ…43件…!?

慌てて着信履歴を開く。


8:21 着信 黄瀬 涼太
8:22 着信 黄瀬 涼太
8:24 着信 黄瀬 涼太
8:30 着信 赤司 征十郎
8:35 着信 黄瀬 涼太







黄瀬…そろそろストーカーで訴えようかな。

画面に引きつった笑いをした自分の顔が映り、私の顔は更に引きつった。
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