• テキストサイズ

【黒子のバスケ】幻の7人目

第15章 15Qー現実逃避




「…… 名前?」

眠そうに目を開く母は、私の顔を見るなり座っていた椅子から立ち上がり勢い良く私に抱きつく。


「…名前っ…。よかった…!」

「おっ、おかあさん…ぐるじい….。」


余りの腕の力に抵抗を試みるが、一向に力を緩めてくれないお母さん。
その身体は少し震えていた。


いつでも私のことを心配してくれて、守ってくれて、味方でいてくれて…


ーーありがとう。


その気持ちを込めて私も母を力強く抱き返した。

/ 208ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp