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【黒子のバスケ】幻の7人目

第2章 2Qー異名と×××


また体育館に行かなければならないと考えると少し億劫だが、この子のために重い腰をあげる。

体育館までの道を歩きながらお互いの自己紹介をした。

桜木美祐というらしい。
名前まで可愛いのは反則だ。
私なんか…黒子だぞ…。

自分が黒子だということを思い出し、肩を落とす。

「名前ちゃん大丈夫?
体育館着いたよっ!」

「めっちゃ大丈夫!!」

全くない力こぶを作って笑顔で言うと、美祐ちゃんも最高の笑顔を返してくれた。


***


体育館には思ったよりも人がいた。
カラフルな髪の毛の人がちらほら居たのには気づかったことにしよう。

野球部、サッカー部、テニス部、水泳部と、部活動の紹介が終わっていく。


「次は男子バスケットボール部です!お願いしまーす!」

司会の人が合図をすると練習着姿の男子生徒数人と、制服姿の女子生徒が1人出てきた。


「私たち男子バスケットボールは、昨年全中優勝を勝ち取り………」

シュートやパスなどをして見せる男子生徒の前で部活動の説明をし出すマネージャーらしき女子生徒。

はきはきとしていて、さすが帝光中バスケ部のマネージャーだなと思い、来年は桃井さつきがあそこに立つのかなと想像したら少しにやけそうになった。


「……です。じゃあ推薦でうちに来た人が5人いますのでその子達は出て来てくれますかー?」

マネージャーさんが一年生の方を見渡しながら声をかける。

あれ、黄瀬はまだバスケに興味ないしテツヤもミスディレ開発してないはず。

赤司紫原青峰緑間の他に誰かいたっけ?


「あれー?あと一人…
黒子 名前さんはいるー?」
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