• テキストサイズ

【黒子のバスケ】幻の7人目

第12章 12Qー本音で宜しく



コートの向こう側を見遣ると、監督と何か話しながら試合を見ている赤司が見えた。


腕組みしているのにも関わらず、偉そうに見えるとかそういったことが全く感じられない。

流石というか何と言うか…。



この一週間で赤司の凄さは身に沁みるほど思い知らされた。

特に人を見極める能力が異常に長けている。

本当に主将という座が1番相応しい男だ。



そんな赤司から今目の前で行われている試合へと視線を移す。



テツヤのチームには紫原、相手チームには黄瀬が居る。

現在テツヤのチームが勝っているが、得点の殆どが紫原でもなくテツヤでもない他の選手。

紫原を見ると相手のゴール下で欠伸をしていた。

ディフェンスに徹するって訳ね。


一方、紫原が居る方とは反対側のゴール下を見ると、ボールも貰えないでキョロキョロしているテツヤが。



なにあいつ…
ちょっと可愛いけど…

突っ立ってないでもっと動きなさいよ!!
/ 208ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp