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.。.:*・゚僕の瞳は真っ暗で:*・゚。:.*

第2章 see again...


あの日から2週間、私は未だに屋上に通い続けた。
もちろん、小日向君も居て
2人で他愛もない話をほんの少しだけどしていた。
きっと、小日向君は男子がニガテな私を気遣ってくれたのだ。
それに私も、なぜか大好きなユキといるときと同じ安心感を持っていた。

「じゃー今から自由に6人班作れー」
来週から近くの海でオリエンテーション。
オリエンテーション=山。とか思ってたが、この肌寒い時期に海とはまさかだった。

「水琴!男子誰入れるー?」
茜がキョロキョロしている。
今回は私達C組とD組の合同班で、D組の人とも組めるようになっていた。

「私は河合らへん以外ならどこでもいいよー」
私は椅子から立ち上がって河合達をチラッと見た。

「ミコちゃん、河合嫌いなのー?」
「だって、河合らへんのチャラチャラしたうるさい男子ってニガテだしさ」
「水琴はそーだよね」

C組だけで組んでる班もあったけど、どーせならD組と組んでもいいかなと思い、D組の地味な男子を探していた。

「あっ!小日向二千翔らへんどーよ?!」
「茜ちゃん、それ名案ー」
私は、さっさと小日向君を探す2人を引き止めた。

「ちょちょちょ…!!小日向君?!」
「アイツ、顔はイケメンだし、性格も水琴的に大丈夫っぽいやつだよ」
(いやっ…小日向君…いいけど…なんか緊張するしっ!)
茜はニコニコして私にも小日向君を探させた。

「あぁー!!いたー。でも諦めよ」
ゆーちゃんが思いっきり指差してはすぐに口を尖らせた。
「えっ、なんでなんで?!てかどこ?」
私もいつの間にか必死になっていた。

「ほら、あの女子の群を見てみなよ。さすがイケメン様ですことー」

ゆーちゃんが見つめる方をそっと見てみると、そこには
何人もの女子に誘われている小日向君がいた。

「えぇ…」
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