第1章 firstpage...
「あんったさぁ…ホント男子と喋れないわけ?」
「…だったら何か問題でも?」
すると、またゆーちゃんが溜息をついた。
「ミコちゃん!!さっきから話聞いてたら…
だからマジなんなの?その美男子にそ-言われたのがイヤだったの?それとも、自分がイヤなの?!なんなの?!」
「いや…ただ…その…無神経なやつですなぁ…と」
「はっ…。しょ-もなっ!そんなことよか、私帰る」
ゆーちゃんはそう言って鞄を持って携帯をつつきながら教室を出た。
「ゆーちゃん、なんか用事?」
茜に問いかけてみたところ、茜も曖昧に首を傾げた。
「さぁー?またバイトか彼氏でしょ」
「彼氏…か」
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