第2章 I'm addicted to you
「ごちそうさまでした」
全員が食べ終わり、洗い物も済ませたもち。各々が外出の準備をする為自室に戻って行く。外出はしないが、もちと若もその1人___否、二人。
「ねぇ若、こっち向いて?」
全くと言って良いほど前振りが無いのは、ずっと変わらないと、若は納得している。
「なんだ?...んっ...」
甘く、ふわりとした感覚が二人の唇を塞いだ。
「若、顔赤い...。」
もちは満足そうに笑った。
「ん...ふぁ、んんっ...」
次は若から、深く抉る様に舌を絡ませ合う。それはまるで、「その先をしたい」と言っているようで、もちもそれは読み取っていた。
羞恥心を擽る水音と、もちの口から溢れる吐息が若の心を高揚させる。