第17章 Tauros
いよいよ今日は烏野との試合当日
球技場の外に並んでいる鉄朗たち
暫くすると烏野高校バレー部の面々がやって来た
「集合ー!!」
向い合わせで並ぶ二校
そこには飛雄とちゃんと翔陽の姿もあった
研磨をみて声をあげる翔陽を
皆が睨むイベントも発生してクスクス笑った
翔陽が居ることも確認したし
なかに入って準備にかかろう
「「「お願いしゃース!!?」」」
背中で挨拶を聞きながら球技場の中に入った
スポドリの準備を整え皆が
入って来るのを待っていると
「うおぉぉぉー!」
『な、なに!?
山本どうしたの?』
「烏野のマネージャーみて叫んだんです」
『ああ、美人さんだもんね』
「音駒には陽葵さんが
居るじゃないですか!」
『ほらほら試合の準備しなさい!』
「「はい!!」」
ふと見ると烏野のマネージャー、清水さんが
キョロキョロとなにかを探していた
『なにか探してるの?』
「椅子をもうひとつ借りたいんですが···」
『それならそこの扉開けたらあるよ
私、音駒高校3年日向陽葵よろしくね』
「私は烏野高校3年清水潔子よろしく」
にこにこと挨拶をしていると後ろでも
主将同士が握手を交わしていた
「アァァーー!!
な、何で居るの!!?」
「うるせぇ日向ッ!」
『しょ~よう~♡
久しぶり元気だった?』
「「「ギャーッ!」」」
ギュムッと翔陽にを抱きしめると
山本、田中あとは西谷の叫び声が聞こえてきた
「日向!てめぇ
美女に抱きつかれるって
どう言うことだゴラッ!!」
「羨ましいぞ翔陽!!」
「ヒッ!こ、これは···」
『久しぶり~田中君
そっちの子ははじめましてかな?』
「あれ?陽葵ちゃん?」
『久しぶり菅原君、1年ぶりくらいかな?
私ね音駒で男バレのマネージャーしてるの♪』
「へ~そうなんだ
ところで陽葵ちゃん
日向とはどういう関係なの?」
私に抱きしめられてもがいている翔陽を指差した