第2章 Gemini
『やって来ました』
「「「沖縄ーッ!!?」」」
あっという間に月日はたち修学旅行にやって来ました!
翔陽に"お土産ヨロシク!!"と笑顔で言われた
可愛い弟になに買って帰ろうかな?
「まずはホテルにチェックインしなきゃね♪」
先生から貰ったカギは777号室
ラッキーセブンだね♡なんて言いながらカギを受け取る徹
エレベーターを使い7階にやって来た
「ちょっともしかして同じ部屋じゃないわよね?」
「そう言えばカギ一個しかくれなかったな」
「マジか・・・・」
『えっ?同じ部屋駄目なの?
私弟と一緒のベットで寝るときあるよ?』
「ええ!弟になって一緒のベットで寝たい!!」
「「ダメに決まってるだろうが!!」」
部屋の鍵を開け徹だけ廊下に置き去りにしてカギを閉めた
廊下で騒ぐ徹は先生に見つかり説教された
大きな荷物は部屋に置き財布とスマホとちょっとした小物をリュックに詰め
集合場所のロビーに向かった
1日目はクラス全員で"ひめゆりの塔"に向かう
中に入ると冷気が漂っていて少し肌寒い
広間みたいなところには沢山の学生の写真が並び
若くして命が散った人たちで埋め尽くされていた
しんみりした空気を拭い去りお昼を食べるとここからは班別の自由行動♪
路線バスを使い目指すのは琉球のガラス工房
『わぁっ!凄~い』
「初心者におすすめな「かんたんコース」ってあるわよ陽葵」
「良いじゃんみんなで作ろうよ♪」
「そうだな」