第4章 能力開花。
夢の話は、由紀には逐一報告した。
それをきっかけに、由紀とは
仲が深まっていった。
見た夢を覚えている日は、
忘れないように、目覚めてすぐに
ノートに内容を書き留めた。
それを続けている内に、
一晩に見た、三本くらいの夢を思い出す事が
出来るようになった。
そして、この頃から
より深く夢と関われるようになってゆく…
夢だと気付いた時には、夢の中で
思い切ってやりたい事が出来るようになり…
いい所で目が覚めてしまった夢なら、
強く思い出して、願う事で、
上手くいけば続きを見れるようになった。
こうして私は、夢を自由に操れるようになった。