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夢繰り屋 凛 第四章
第2章 噂の彼。
「大丈夫。聞こえへんって。」
私の気持ちを悟ってくれた内容なのに
まだ話しかけてくる。
さすがにヤバいって。
先生に聞こえる、怒られるって。
少しだけ後ろに体をよじり、
口元に人差し指を立てて、シーッて合図した。
それを見た彼は、静かになった。
と思った…次の瞬間!!
背中がぞわっとなって、鳥肌がたった。
彼の指が私の背中をなぞっていく…
『あ』 『り』 『が』 『と』 『う』
ちょっと…ドキッとして…なんだか、
…彼がモテる理由が…分かる気がした。
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