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夢繰り屋 凛 第四章

第2章 噂の彼。


高校二年生になった日、クラス替えがあった。

五分の一くらいは新しい顔ぶれ。

その中で、ほとんどの人から声を掛けられている
男の子がいた。

私も名前くらいは知っていた。

勝手に聞こえてくる、女子たちの恋バナに
度々登場する人物…。

あれが、噂の浩二君なんや…。

私には縁のない人種やと思っていた。


くじ引きで決まった席順では、
中学時代から仲の良い友達…由紀と
離れてしまった。

背が高くて、黙ってりゃ美人。
ボーイッシュで男勝り。
バレーボール部のエース…。

(クラスが一緒やし、良しとしとこう。)


気が付けば…
噂の彼は…私の後ろの席に座っていた。
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