• テキストサイズ

戦場のマリア

第4章 忌まわしき壁と記憶


「お姉ちゃん、名前変えて出て行ったよね……?」

「そりゃ…」

「あの人たちも必死になって探してるの。
お姉ちゃんを探してる。何年も手掛かりがなくって困ってたみたいで……でもある一通の手紙が教会の方に行ったみたいで」

「手紙……」

「誰だったけ……確かブラウンって人がお姉ちゃんの正体をバラしたみたい……」

「……は最後まで私が巨人だと思ってたんだろうね」

「……」

私たちの家は仮住まいで、私はこの家の本当の子供じゃない。
ただ、教会の前に捨てられていた。
手紙を添えて。
それをこの家のあの人達が私を拾い役目を理解し私を育てた。
けれど私はその役目を放棄して逃げ出した。
自分の人生くらい自分で決めたかった。
/ 94ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp