第3章 弱さと強さは紙一重
日が上がっていく。
もうそんな時間だった。
調査兵団への道を選んだ私はこれからどうなるんだろう。
処罰は免れ、ただの注意で済んだ。
そして、彼。
リヴァル.ブラウンと私の関係も終止符が打たれた。
心にまるでぽっかり穴が開いたみたいで悲しくて虚しい。
信じていたものが一気に崩れ落ち、何を信じていいのか分からなかった。
もしかしたら、私の信じてきていたものは全て偽物なのかもしれない。
風が吹き始めていた。
砂埃が入らぬよう目を細める。
今ここにいる自分がなんだかちっぽけに感じた。
秘密を知って近づいてきたリヴァル。
この秘密はきっと、一生誰にも明かすことはないだろうし、大丈夫だと思っていた。
あの暗号化された文字を読める人間はきっとまだ他にもいるだろう。
…家に帰りたくなった。
妹に会いたい。
唯一、私の家族。
私の妹に。
「………」
「感傷に浸ってるところ悪いがあと数時間後には起床時間だ。寝れるときに寝たほうがいい。」
「………」
「リヴァル.ブラウンのことは今日皆に発表されることなった」
「……えっ」