第3章 弱さと強さは紙一重
「え、いいよこれくらい」
「いいや、俺が持つ。マリアは女の子なんだから休みの日くらい甘やかさせて」
「リヴァル…」
「あーあ、なんだかここだけやけに熱がこもってんなぁアチィアチィ」
「!!」
リヴァルと付き合ってからというもの彼は変わった。友達の一線を超えたリヴァルはこうして私をやたらと女扱いする。そんな私達を見ていつも茶々を入れるのもオルオの役割だった。
「まぁまぁいいじゃないオルオ。
あの子達ほやほやなんだから」
「あのブスを好きなんてほんっっっと物好きだよなリヴァルの奴」
「……聞こえてるんですけど」
「聞こえるように言ってんだよブース」
「削いでやろうか皺くちゃ」
「ぎゃあああああ!!リヴァル助けろ!」
「〜〜♫」
「下手くそか!!」
口笛で聞こえないフリをするリヴァルを横目で見れば軽くウインクされてグッジョブ、と親指を立てて笑いあった。
どうか、この幸せがずっと続くように。
そう、願わずにはいられなかった。