第2章 複数の選択肢
「で、僕?」
「いや〜アルミン先生助かります!
この通り〜!俺にもその神の脳を分けてくれよー!」
「物理的に…………難しいかな」
「まじで答えんなよ!!俺が頭おかしい奴に見えるだろ!」
「とゆーか、コニーが座学を勉強したいだなんてどっか頭の打ち所が悪かったんでしょうか?」
「失礼だなクソ女」
「クソとはなんですか!クソとは!今日はまだしてませんよ!私!」
「んなこと、どうでもいいんだよ!!てか聞いてねえよ!!」
「ほんと、仲良しだなーオメーら…………」
「「どこが!?」」
「お、勉強してんのか?偉いな」
ドキッ
上官だ。
すぐわかった。
瞬時に振り向けばニッ、と軽く口角が上がっていて俺を見ていた。
…………俺を、見ていた。
だめだ。俺、やばい。
心臓がなんか、すげー脈打ってる。
「あれ〜〜なんかコニー顔赤くないですか?」
「こ、ここここの温度なんかあちぃなさっきから」
「うん、でも本当に顔赤いよコニー」
顔をパタパタして誤魔化す俺にサシャと同じく同調したようにアルミンが続けて顔が赤いことを指摘しだしてそんなことねえよ!と声がでかくなる。
「熱か?」
「…………っ!!!!!!!」
ひょい、と上官が俺のおでこを手で触って自身のおでこと温度を比べていた。
まままままてまてまてまてまてまてまて。
ドッドッドッドッ、とさっきよりも心臓が酷くなってまるで全身が心臓みてーに早くなる。
その様子をあーー、とアルミンとサシャ、ジャンが察したように見ていたことに気づくのはその後の話。