第2章 複数の選択肢
「…あれ………」
「気がついたか」
ゆらゆらと、薄っすら揺れる視界に何度か瞬きを繰り返しやっと、いつもの視界に戻る。
違うのは俺が横たわっていることと、ここはどうやら医務室だということだった。
「皆、心配していたぞ。」
「はは…なんかわかります」
「全治一週間だそうだ。」
「…そうですか。」
「ゆっくり休め。私は戻る」
「すみません、話をするって言ってたのに」
「そうだ、…折角だうん。今するか。」
え。
まじかよ?
おいおい、嘘だろ。
いきなりの展開に頭がついていかねえ。
この上官、怪我してる俺にメンタルも怪我させるつもりか?
起き上がろうとする俺を制しそのまま寝ながらでいい、と上官は椅子に座りなおし話を続けた。
無駄に出てきた唾をごくりと飲み込んで上官を見上げた。
「結論から言う。
コニー、スプリンガー。」
「…はい」
「是非、調査兵団に入団してほしい」
「…………………………は、…?」