第3章 たった一つ ~キセキ+黒+桃~
『ああ、これね、心理テストの1つなの。腕時計への思いとか扱いがそのまま女性に当てはまるんだって』
「っぶっは、ちょ、それ黄瀬最悪じゃねーか!!浮気性確定だなおい!!」
『ね、私がシャララデルモ(笑)って言った意味が分かったでしょ?でも普段は女の子侍らせてるけど本当に好きなのは一人だけ、とも取れる言い方なあたり無意識までソツが無いよね』
「っち・・・!!俺のかのj「それだと青ちんなんて18禁発言にしか聞こえないし~?」って紫っち!!」
俺の扱いヒドイッス!!という遠吠えは又してもスルーされた。
「ああ、エロ峰君的な意味で壊れにくい、ってヤツですか・・・青峰君、フケツです」
すすす、と青峰から距離をとり、さりげなくをガードする黒子。
「はぁ!?紫原だって似たようなもんだろーが!!辺り構わず食いたい宣言だぞ!?」
「まあそれは否定しないけど~。て言うか今も食べたいし~」
『いやそこは否定しようよ!?』
「皆、真太郎が固まってるからそのくらいにしておいてやれ。それと涼太、どさくさに紛れて何を言おうとしたのかな?」
「何も!何も言って無いッス!!」
オッドアイが妖しく光るのを見て悲鳴をあげんばかりに首を振る黄瀬だった。
『緑間君はおは朝で"運命の人に出会うかも!?"とか言われた日に相手見つかりそうだね』
「・・・相手ならもう見つけたのだよ。手に入れたら、人事を尽くして大事にするのだよ」
「緑間くんは何気に紳士ですよね。まあだからと言って渡しませんけどね」
「ふん、黒子、キサマにとやかく言われる筋合いは無いのだよ」
2人の間に静かに散る火花。