第17章 触れる
「ユナ・・・、お前に触れたくてたまらない。お前が欲しくてたまらない。お前が、愛しくてならない・・・。ダメか?」
リヴァイは、壁に手を置き、ユナの逃げ道をなくす。
そっとユナの片手を握りしめ、熱い眼差しを向ける。
『・・・ダメじゃ、ないよ・・・・。』
ユナは声を絞り出し、リヴァイの眼差しを受け止める。
すると、リヴァイは壁についた手をユナの後頭部へ回してユナの顔を引き寄せる。
触れる程度、唇と唇が交わり、次第に深い口づけに変わっていくと、どちらからともなく吐息が漏れる。
舌が絡まる度にピチャピチャと音がする。
唇をはなすと銀色の糸が、2人を繋ぐ。
リヴァイはユナの唇の感触を楽しむかのように、何度もユナの唇を吸う。
『んっ・・・・、ふ・・・ぁ、・・・んぅ、』
ユナはリヴァイからの口づけで痺れたように体に力が入らなくなり、必死にリヴァイにしがみついていた。
もうすでにユナの瞳は涙を浮かべて潤ませている。
その瞳には、リヴァイしか映らない。
リヴァイは一度、唇をはなす。
「お前はキスが下手だな・・・」
そう言って、リヴァイはユナの手を取り、人差し指を咥える。
『っあ・・・!』
指を舐められ、ビクッと反応したユナ。
尚もリヴァイの口の中で、ヌメヌメとした舌の動きに絡められ、背筋がゾクゾクとする。
『んっ・・・・はぁ・・・ぁっ!』
指を舐められているだけなのに気持ち良くて、ユナは快感に身をよじる。
『あ・・・っ、リヴァイ・・・ふぁ・・・っ』
チュッ
リヴァイは、ようやくユナの指を解放する。
「ユナ、舌を出せ。」
『・・・ぁ、』
「いい子だ・・・。」
今度はユナの口腔内に自分の人差し指を入れる。
「ユナ、舐めろ。」
リヴァイは、優しく言う。
ユナは先程、リヴァイからされたように舌を口の中の指に絡める。
『は・・・、ぁ・・・・』
ピチャピチャと音がして、ユナの口の端から唾液が伝う。
リヴァイには、それだけで扇情的だった。
ゴクッ
リヴァイも、自分の指に絡みつくユナの舌の動きに興奮をかき立てられる。