【防衛部】BITTER&SWEET CHOCOLAT
第2章 星の欠片を今、この手に
「二人はかっこいいのに可愛いところもあったりして、目が離せないですね」
雪菜は、月彦と日彦を見て笑顔を見せる。
「は?!可愛いってなんだよそれ!」
日彦は頬を膨らめながらも、笑顔で雪菜の肩に腕を回す。
「聞き捨てなりませんね」
月彦もまた、触れそうな距離で雪菜の顔を覗き込む。
「…もぉ…二人とも恥ずかしいってば…」
「よかった。仲、良さそうだね」
三人を見ていた鬼怒川がうれしそうに微笑む。
「お互い、ちゃんと好きなんだな」
湯布院もまた、うれしそうに雪菜の頭にポンと手を乗せる。
「うん…」
笑顔で答える雪菜を見て、月彦と日彦はうれしそうに頬を染める。