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【防衛部】BITTER&SWEET CHOCOLAT

第2章 星の欠片を今、この手に


「なんだー?その反応」
「何かあった?」
雪菜の反応に、二人は興味をそそられニヤリと笑う。
「え、えーっと…」
視線を泳がせ口ごもる雪菜の肩に、悪い笑顔で腕を回す湯布院。
「さっさと言っちまえって」
「聞きたいなー」
鬼怒川もまた笑顔を見せる。
「…別府先輩と、付き合うことになりました…」
照れながら答える雪菜に、驚きつつもうれしそうに笑う鬼怒川。
「へーそっか。で、どっちと?」
「…お二人と…」
「は?二人ってお前…」
湯布院は怪訝な顔で問い返す。
「こ、これにはいろいろと事情があって…」
距離の近い湯布院に動揺しながらも、両手を振って弁解する雪菜。
「そういう訳なので、人様の恋人に気安く触らないでもらえますか?」
そう言って姿を見せたのは、別府兄弟だった。
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