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【防衛部】BITTER&SWEET CHOCOLAT

第1章 双つ星に魅せられて


「外なんか気にしないで、僕を見て欲しいな」
月彦は雪菜の手を取ると優雅に笑いかける。
反射的に月彦の方を向いた雪菜だが、耳まで真っ赤になっていた。
「えっと…」
「何やってんだよ、アキ…」
「せっかく僕たちと一緒なのに、周りを気にしているから、つい…」
呆れる日彦にそう言った月彦は、笑顔を見せた。
「確かに、俺らを独占してるんだから、余所見はねーよな」
日彦はにやりと笑うと、雪菜の顔を覗き込んだ。
「も、もう!そうやって二人でからかうのやめてください」
二人の美少年に挟まれ、雪菜はメニューで顔を隠してしまった。
「あはは、ごめんごめん」
「それよりほら!お勧めとかあったら教えろよ」
雪菜はちらりと顔を覗かせる。
笑顔で見つめる二人に、未だ頬を赤くしながらもお勧めを指差した。
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