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【文スト】僕の兄さん【BL】

第11章 新しい任務



犯人が女性に話しかけた…。
兄さんの方の準備も出来ている。
後はその場に行けばいいだけ…。

女1「やめてください、私1人じゃないので。」

女性が嫌がっているが、1人でないのは嘘…表情が強ばっているからわかる…。

犯「いいじゃん、そのお連れさん今は居ないんだし。」

そう言いながら裏路地へ女性を追い込む…普通の女性ならば逃げ出せないだろう。
然し、僕にとっては好都合…。

女1「嫌です!離してください!!誰か…!」

誘拐なんてさせない…そんな辛いもの。

犯「大きな声出すな…。」

主「あー…あ、あー…よし。」

声を変え、変装をして現場へ近づく。

主「おい、手前ぇ…他人の連れに手ぇ出してんじゃねえよ。」

大嫌いなアイツのような口調で話す。
その方が相手を怯えさせることが出来るから…。

犯「へぇ…連れねぇ?」

主「真逆…最近の女性連続誘拐事件の犯人はお前か?」

犯「嗚呼、その通り。俺がその犯人だ。」

主「今すぐそいつを離せ。さもなければお前を殺す…。」

犯「俺を殺す…?やってみろよ、只の雑魚がよォ!!」

犯人が煙を出す…成程、犯人は異能力か。
煙を吸った女性はその場で意識を失う…。
犯人が僕を襲いに来る…僕は構わずその場に居る…。

犯「抵抗しねぇのか?煙を吸ったら気を失う…それを知っても?」

主「愚問だな。手前の煙は吸わねぇ。」

犯人が僕に殴り掛かる。

主「何故なら、俺にコイツは効かねぇからだ。」

拳を止め、犯人を睨みつけた後に囁く。

犯「真逆、そんなはずは…異能力の効かない人間など、いるはずがない!」

主「いるんだなぁ、それが。お前もこれでよく分かっただろ。俺がそのいるはずがない人間だ!!」

怯んだ犯人に軽く…本当に軽く蹴りを入れる。
犯人はその場に座り込んだ…弱い。

犯「お、覚えていやがれ!今度会ったらお前を標的にしてやる!」

そう言って犯人は逃げていった…。

主「負け犬の…遠吠え…無様。」

僕は女性を姫抱きして探偵社に帰る…軽いな。

主「只今帰りま…」

国「おい太宰聞いているのか!?何故お前だけ先に帰っているんだ!!」

太「だって…ほら、後は劉娥がなんとかしてくれると思ったし。」

また2人が喧嘩をしている…。

主「そんなに心配しなくてもいいんですよ…国木田さん。」

僕は国木田さんに近付いた。
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