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【R18】最高の結婚

第7章 ヤクザの恋人


遼side

仕事から帰ってきて、現在、遥の部屋の前。

遥に癒してもらいたい。
いや、迷惑か?

いやいや、俺達は恋人同士だ。
そんな事してもいいよな。

『遼くんってそんな人だったの・・・』

・・・幻滅されそうだな。
ゴミを見るような目で俺を見る遥の姿が想像出来る。

『おかえりなさい。お疲れ様。無事でよかった。』

笑顔で抱きしめてくれる遥も想像できる。

「なに恋人の部屋の前をうろちょろしてるんですか。下心丸見えですよ。」

「うっ・・・」

「・・・早く入ったらどうですか?・・・遥さんなら抱きしめてくると思いますよ?今日は仕事早く終わったんですから。」

そうだよな・・・
よし。

「遥。」

扉を2回叩き声をかける。

返事が無い。
寝てるのか?

にしても気配が無さすぎる。
部屋には居ないのか?
だとしたらどこに・・・

ゆっくりと扉を開けてみる。

「・・・いない。」

食堂か?
ちょうど昼だ。
もしかしたら料理をしているのかもしれない。

「坂間さん、これ。」

須賀野が紙切れを俺に手渡す。
遥の字だ。

ネックレスも置いて行ってる。

「須賀野!車出せ!」

「しかし手紙には『探さないで』と。」

「危険に決まってるだろ。行くぞ。」

どこに行ったんだ・・・
早く探さねぇと。
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