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【R18】最高の結婚

第11章 幸せな家族


遥side

何とか一件落着して、僕は晴れて遼くんの番になった。
幸希は少しずつだけど、遼くんと親子って感じには慣れてきたみたい。
初めは喧嘩ばっかで大変だったけど、遼くんはやっぱ大人で。

「なぁ、遥。もう1人子供欲しくないか?」

「へ!?////」

「は?」

「む、むむ無理だよぉ!?大体もう何歳だと思って・・・////」

「息子の前でその話は無いでしょ。」

「そうなのか?」

遼くんは父親というのにまだまだ慣れないみたい。

「よっ!相変わらず幸せそうだな。」

「拓真!コーヒー飲む?」

「飲む。砂糖無しで。」

「はいはい。」

「は、遥!俺が作る!////」

「幸希・・・ありがとう。」

こうやって時々拓真も遊びに来る。
そして、幸希は最近拓真が来ると様子が変になる。
何かあるな・・・これは。

「おじさん、はい////」

「お、幸希が作ったのか?」

「うん////」

「ありがとう。」

・・・まじか、幸希・・・
口出ししないでおこう。
自分でも分かってるはずだから。

「あ、そう言えば中原さん達は?」

「もうそろそろ来ると思うが・・・」

ピンポーン

「来た。」

玄関を開けると懐かしい皆が並んでた。

「よっ!遥!」

「久しぶりだな!」

「・・・元気・・・だったか?」

「皆・・・お久しぶりです!」

今は須賀野さんが親分になってるらしい。
けど、やっぱ何も変わらないよ。

「ふふ。」

家に全員が集まり、騒がしくなる。

「お前が幸希か!」

「坂間さんそっくりだな。」

「っ!何・・・この人たち・・・」

幸希は初めて見る顔ぶれに驚いている。

「ふふ。」

「?どうした?」

「遼くん・・・」

皆の姿を見て思わず微笑んでしまう。

「ううん・・・幸せだなって。」

「ふっ・・・そうだな。」

これからも、この先も
ずっとこの場所で
ずっとこのメンバーで
幸せにいれるといいな。

「遼くん、僕と結婚してくれてありがとう。」

「俺も選んでくれてありがとう。」

「僕は人生最高の結婚ができた幸せ者だよ。」

───END───
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