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【R18】最高の結婚

第2章 笑わせたいのに


「おかえりなさい。どうでした?」

「寝てた。」

「・・・確かに、俺だったらあの何も無い部屋に入れられたら寝るしかないですね。」

「・・・泣きながら、人の名前を呼んでいた。」

「・・・会いたいんじゃないですか?」

遥には会いたい人がいる。
けど、今、外に遥を出すのは危険すぎる。
それに、もし、そのたくまと言う奴が遥の事好きなら会わせたくない。

「くっそ・・・おい、須賀野。遥の周りにいた『たくま』って奴を調べてくれ。」

「会わせちゃっていいんですか?」

「良くないに決まってる。けど仕方がない。遥が少しでも気持ちが変わるなら。」

「了解です。」

嫌だ。
遥を誰にも会わせたくない。
でも今のアイツは落ち込んでばかりでいる。
それはそれで辛い。
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