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【R18】最高の結婚

第6章 やっぱり好き。


遥side

「だから・・・お願いします・・・」

言っちゃった。
勢いで。

「遥・・・おま・・・」

「迷惑なのは分かってます。付き合えないのも承知の上です。急にこんなこと言ってすみません。」

「ち、違うっ!そんな事っ!」

僕は服を着直しながらその場から離れようとした。

「ごめんなさい。気持ち悪いですよね。ちょっと頭冷やしてきます。」

「待て!」

坂間さんに腕を捕まれ、動きを止められる。

「は、離してください!これ以上、あなたに迷惑かけたくないんです!」

「離さない。離れたくない。それに発情期だろ。他の奴らに触れて欲しくない。」

「そんな事言われたら、僕更に好きになっちゃいます。だからやめ・・・」

坂間さんに強く腕を引かれ、胸に飛び込んでしまった。
僕の背に坂間さんの暖かい手が回る。
首元からはαのいい匂いが。

「なればいい。もっと好きになれよ。俺は・・・俺はお前のことずっと好きだ。」

耳元でそう囁かれる。

「え・・・?」

「アイツらがお前を殺そうとしてるのも、俺がお前に惚れてるからだ。全ての原因は俺なんだ。だからお前を守りたい。」

坂間さんも・・・僕の事が?

「遥・・・付き合ってくれねぇか?」

「・・・坂間さん・・・はいっ!もちろんです!////」

坂間さんが僕を抱き締め返し、「大好きだ」と囁いた。
僕も嬉しくなってつい力を入れてしまった。

僕達はお互い見つめ合い、キスをした。
これは前回の偽りのキスじゃない。
本物の・・・愛のあるキス。

「遥、場所を変えよう。銃声で警察が来るはずだ。」

僕達は公園を出て須賀野さん達と合流した。
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