第6章 やっぱり好き。
遥side
今日は待ちに待ったデート。
服装も昨日の昼からずっと考えていた。
「・・・ふふ////」
鏡の前で服装を整えながら思わずニヤけてしまう。
そろそろ坂間さんが迎えに来てくれるはず。
財布、携帯・・・それから薬。
ちゃんと持ったのを確認し、坂間さんを待つ。
コンコン
「っはい!」
この前より軽い音。
扉を開けると何時ものスーツ姿の坂間さん。
「坂間さ・・・あ・・・」
目に入ったのは腰に装備した銃。
仕方ないのは分かってる。
でもデートには・・・
「遥?」
「あ、ごめんなさい。ボーとしちゃって・・・」
「・・・これ嫌か?」
「い、いえ!気にしないでください・・・」
「・・・お前が嫌なら持っていかない。」
そう言って銃を僕のベッドに投げた。
それだけじゃなくて、他のところに閉まっておいた武器も全て取り出した。
「坂間さん・・・」
「これで全部だ。お前が楽しまないと俺も楽しくねぇからな。」
「ありがとうございます////」
こういう所も好きなんだよな。
「さぁ、行くか。」
「はい!」