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【R18】最高の結婚

第5章 恐怖心と恋心


遥side

「遥さん。入っても?」

須賀野さんの声が扉の向こう側から聞こえてきた。

「はい。」

涙を拭きあげ、態度良く座り直す。

「どうされたんですか?」

「遥さんにお願いがあります。」

「僕に?」

「はい。実は・・・」

須賀野さんは一息置き、僕を真っ直ぐ見つめ直した。

「親分に告白して欲しいのです。」

「こ・・・くはく?////」

「はい。」

「な、何で・・・そんな事・・・////」

「最近、あの方おかしいんです。仕事も中々捗らないみたいで。どうやら、あなたに嫌われていると勘違いしているみたいです。」

「嫌われているなんて、そんな・・・」

まぁ、確かに初めは怖がってたけど。
嫌いなんかじゃ・・・

「お願いします。」

「・・・や、やってみます////」

大丈夫かな・・・
だって告白だなんて・・・

・・・あれ、僕達・・・
結婚するんだよね・・・
今更告白・・・?

でもあの状況だったから正直ドキドキなんてしなかった。
お互いの気持ちだって知らない。

これってある意味、結婚までの段階をちゃんと踏むための良い機会かも。
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