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【R18】最高の結婚

第5章 恐怖心と恋心


遼side

「腹減ったな。」

「そうですね・・・お昼にしましょう。」

食堂に向かう。


なんか騒がしいな。

いつもならどちらかと静かだ。
俺が前に食事中は静かにして欲しいと言ってからは静かになった。

流石にうるさすぎる。
こんなんで食事なんて・・・できるか。

俺は勢いよく扉を開ける。

「おい、お前ら。食事は静かにと・・・っ!」

「っ!あ、えっと・・・勝手にすみません!!」

目の前にいたのはたくさんの料理を持った遥だった。
エプロンを付けている。

可愛い。

「坂間さん、鼻血。」

「あ・・・」

色々想像してしまった。
こんな妻がいれば幸せだろうな。

っ!じゃなくて・・・

「何やってんだ?」

「えっと・・・お腹空いたんで作ってたついでに皆さんの分もと思い・・・勝手にキッチン借りました・・・」

「料理人は?」

「えっと・・・あそこに・・・」

指さした方向には椅子に座り、遥の作った料理を頬張る姿が。

「おい・・・お前・・・仕事もせずに何やって・・・」

「ち、違うんです!僕が無理言って食べてもらってるんです!!」

「え?」

「いつもお世話になってるんで・・・僕ができるのこれくらいしかなくて・・・」

遥は料理をテーブルに置き、頭を下げて謝ってきた。

「迷惑だったならすみません!もうしません!」

「いや・・・その・・・」

まずい・・・こんなはずじゃ・・・
というか、俺も食べたい・・・

「坂間さんも食べたらどうですか?」

須賀野が料理を頬張りながら言う。
俺より先に・・・

近くの席に座り、目の前のスープを一口啜る。

「・・・っ!」

「ま、不味かったですか?!それなら出してください!!」

いや・・・違う・・・
むしろ逆だ・・・

こいつらが騒ぐのも無理ない。

「・・・美味い・・・」

つい口からその言葉が出てきてしまった。

「・・・へ?////」
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