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【R18】最高の結婚

第5章 恐怖心と恋心


遼side

遥をまた泣かせてしまった・・・

後を追いかけて、部屋の前に着いたが、鍵をかけられ、さらには部屋の中で泣いているのが聴こえた。

「何やってるんですか?」

「須賀野・・・」

自室に戻り、経緯を話す。

「・・・怒ってるんですか?」

「怒ってない。」

「あなたの事ですから、また顔色変えずに話してたんでしょう。」

この顔は生まれ付きだっての。
どうしたらいいんだよ。

「それから、遥さんの言ってることは間違えてないのでは?あの時、坂間さん放心状態でしたから、よく話も聞かずに適当に答えたのでは?」

確かに、今思い返せば俺が悪い気がする。
謝りに行かねぇと。

「どこ行くんですか?」

「遥の所だ。謝りに行く。」

「その顔で?」

「何が言いたいんだ?」

須賀野が呆れたようにため息をつく。

「そのままだと、いつまで経っても遥さんは振り向きませんよ。」

「ぐっ・・・」

「表情の練習をしましょう。」

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