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【R18】最高の結婚

第5章 恐怖心と恋心


遥side

川口さんの仕事見学から帰ってきたのは夕方。
これからまだ仕事らしく、僕は先に帰された。

川口さんの仕事・・・僕には無理だ・・・

現場に着いて1番に目に入ったのは、沢山のΩの人達だった。
身体を売る仕事らしい。
僕はヤクザだから、身体は売らなくていいって言われたものの・・・
向いているのは間違いなく売る側。
本人達は同意の上で身体を売っているらしいが、中には借金を返しきれず、仕方なくしている人もいるらしい。

川口さん達はかなり高い値段でΩの子達を売っている。
今日はお金を支払えないと言ってきたお客さんがいた。
さすがに、それは許されないようで、どこかへ連れていかれていた。

川口さんは見ない方がいいって言って隠してくれたけど、声は聞こえていた。

「何・・・やってたんだろ・・・やっぱりヤクザはヤクザか・・・」

僕には向いてない。

だからと言って身体を売るなんて・・・出来ない。

今更だけど、やっぱりヤクザは怖いな・・・
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