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【R18】最高の結婚

第5章 恐怖心と恋心


遥side

「さ、坂間さん・・・その・・・」

「・・・須賀野。出てくれないか?」

「はい。」

坂間さんが、気を使ってくれた。

それより・・・
さっき話してたの本当かな?
僕の聞き間違い?

子供ができたら面倒臭い・・・

でも普通はそうだよね。

別に好きじゃない相手との子供が出来ても嬉しくなんかない。
僕だってそうだ。

きっと僕はこの人の性奴隷みたいなものだし。


「昨日はすみませんでした。急に変な事言って。それに・・・子供・・・欲しいだなんて・・・」

「あぁ。あれは俺も悪い。気にすんな。」

「・・・僕、時々、制御出来なくなっちゃうんです。前にも、拓真とあって・・・ゴム破いたのも今思えば何やってんだろって・・・本当すみません。」

深く頭を下げ謝る。

坂間さんが椅子から立ち上がり、こちらに近づいて来る。

そして、手を僕の方へと差し伸べてきた。

殴られるっ!

そう思って覚悟を決め、目を固く瞑る。

「・・・大丈夫だ。仕方ねぇだろ。」

「っ!?////」

目を開けると、頭を撫でられていた。
その手は見た目とは反して、とても優しく、暖かく感じた。

そして、見た事もない優しい笑顔を向けていた。

この人も笑えるんだ・・・
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