第11章 幸せな家族
幸希side
「ンッ・・・ダメ・・・////」
部屋から扉越しに遥の声が聞こえる。
クソ・・・
あれだけ気をつけろって言ってんのにっ!
扉をそっと開け、男の背後に回る。
遥は抱かれながら喘いでいる。
その姿を見て少し興奮してしまう。
バッドを振りかざし勢いよく振り落とす。
「っ!幸希!」
遥が俺に気づき名前を呼んだと同時に俺のバッドが掴まれた。
「うっ!?」
「・・・誰だ?・・・お前・・・」
鬼の形相で睨まれ思わず後退りをしてしまう。
「あんたこそ・・・誰だよ・・・」
「り、遼くん!幸希だよ!////」
「幸希・・・?コイツが?!」
遼くん?
もしかして・・・
「この人が・・・俺の?」
「そうだよ。さっき帰ってきたんだ。」
そんな・・・馬鹿な・・・
本当に帰ってきた・・・?
「そっか・・・大きくなったな・・・」
「その前にさ・・・」
「「?」」
「2人とも服着てくんない?////」
2人は赤面し、慌てて服を着る。
てか、会って早々盛りすぎだろ。