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【R18】最高の結婚

第3章 新しい生活


遥side

わぁぁ!
やっちゃったよ!
あの人に泣きついた上に寝てた!?
しかもお姫様抱っこ・・・

謝んなきゃ・・・
今すぐにでも謝りたいんだけど・・・

たぶん、また鍵閉まっちゃってるよね?

試しにドアノブに手をかけると、すんなり開いた。
あれ・・・かけ忘れかな?

勝手に出ちゃっても大丈夫・・・だよね?

辺りを見渡しながら廊下に出る。
誰もいない。

このままだと、どこが何の部屋なのかわかんないな。

適当に廊下を歩いていると・・・

「あ、おーい新入り!」

「はい!」

新入りって僕の事だよね?!

「えっと篠田だったよな?」

「あ、はい。篠田 遥です。」

「お前、まだ若いんじゃねぇか?」

「僕、17です。」

「はぁ!?まだ餓鬼じゃねぇか!」

「なんだ?」

その他にも男の人達が集まってきた。
皆背が高い。
少し集まっただけでもこんなに怖いんだ。
やっぱ上手くやっていける気がしない・・・

「こいつまだ17だってよ!」

「は!?なんでまたこんな所に・・・」

「学校は行ってねぇのか?」

「行ってました・・・」

質問攻めきつい・・・

「・・・お前も色々と大変なんだな。」

「そうだ!篠田の歓迎祝いしようぜ!」

「お!いいな!久しぶりの酒!」

「お前、それ呑みたいだけだろ?」

「まぁいいじゃねぇか!篠田はもちろん酒呑むよな!」

「え!?まだ僕未成年・・・」

「ヤクザやってる奴が何言ってんだよ!」

「川口、篠田はまだ子供だ。無理矢理呑ませようとするな。」

「けどよ!そんなの楽しくねぇだろ?」

「それはお前の勝手な理由だ。」

あれ・・・この人達・・・
案外怖くない?

「遥は怖がってる。」

「んな事ねぇよ!てかなんで呼び捨てしてんだよ・・・」

「別にいいだろ?本人は何も言ってこないし。」

「あー!ずりぃ!中原だけ!俺もいいか!?」

「え・・・」

「うわ、引かれてる・・・」

「なんでだよ!?」

「ぷ、ははは(笑)」

つい笑っちゃった。

「ごめんなさい・・・川口さん?いいですよ、名前で呼んで。それからお酒も飲みますよ。」

結構楽しいかも?

「「「・・・かわいい・・・」」」

「?」
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