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【R18】最高の結婚

第10章 愛しているから


遼side

「川口、お前の班は裏口から行け。山田の班は薬の回収、その後2手に分かれ俺と川口の班に付け。」

「「はい!」」

ここか。
やっと着いた。
アイツは俺らの存在に気づいてるはずだ。
だとしたら、遥がどこかの部屋に居ることはない。
恐らく猪田と一緒の筈だ。

「須賀野、援護を頼む。」

「はいっ!」

敵の数も把握済みだ。
後は中原がどう動くか。

意を決して、正面突破する。

次々と敵を倒し猪田の元へ向かう。

っ!

鼻を劈くような匂いがした。
血だ。
共に遥の匂いもした。

そこは重そうな扉があった。
この中なのか?

須賀野に合図を送り扉を開ける。

そこは何も無い暗い場所だった。
中には血の跡があった。
遥の匂いだ。
だが、遥の姿が見当たらない。

「・・・坂間さん・・・これって・・・」

「・・・許・・・さねぇ・・・絶てぇ殺す!」

ここに来て、より怒りが爆発した。

どこだ・・・
どこ行った・・・

「坂間さん、落ち着いてください。ここで爆発させてても駄目です。先へ進みましょう。」

「・・・須賀野、俺達は先に上に行く。あとの奴らは敵を全滅させろ。」

「俺達2人だけで行くんですか?」

「あぁ。さっきから俺には襲いかかって来ない。何か目的があるんだろう。行くぞ。」

遥にはこれ以上辛い思いをさせられない。

俺と須賀野はひたすら上に向かった。
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