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【R18】最高の結婚

第10章 愛しているから


遼side

「遥を・・・早く助けてやってください。」

「・・・あぁ。今から行くところだ。」

中原の焦り様からして、相当危険な状態のようだ。

「須賀野。ここの見張りを5人。それ以外の全員に準備させろ。でき次第出発だ。」

「わかりました。」

早く会いに行かねぇと。
お腹の子も心配だ。

もし手遅れだったら?
遥の精神は?
アイツはまだ未成年だ。
それにこの世界とはかけ離れた人生を送っていたんだ。
かなり参っていそうだ。

また笑顔を取り戻せるだろうか。

「・・・坂間さん?」

「っ!すまない・・・考え事していた。」

「遥さんの事ですか?」

「あぁ・・・」

「考えてもキリないですよ。動かないと。」

「そうだな・・・」

「間もなく準備が整います。・・・坂間さん・・・俺達は一生付いて行きますから。」

「・・・あぁ。」

遥、待ってろ。
すぐ助けに行くからな。
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