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【R18】最高の結婚

第9章 信じるべきは・・・


遥side

玄関に着いた。
身を屈め外の様子を伺う。

「遼君、どうやってここに?須賀野さんは?」

「このセンサが反応した。誰か侵入してきたら見張りのやつに知らせるよう言っておいた。アイツには止められたが車に乗り込んで運転してきた。」

「・・・ありがとう。来てくれて。」

「これくらい当たり前だろ。」

という事は護衛なし。
すぐ駆けつけてくるだろうけど、まだかかりそうだ。

「ここからどうするの?」

「そうだな・・・俺が乗ってきた車に・・・伏せろ!」

ドドドドド!

何発もの銃弾が僕達目掛けて飛んできた。
扉は穴だらけだ。

僕はかすり傷で済んだ。

「うぐっ・・・くそ・・・」

遼君は足を抑えていた。
立てないのか倒れ込んでいた。

よく見ると足は血だらけだ。
穴も空いている。

「遼君!!」

自分の着ている服を破り止血する。

「遥、お前は逃げろ。俺は動けねぇ。」

「そんなのやだよ。置いていけない。」

「遥、頼む。お前を守りたいんだ。」

「・・・やだ・・・」

「遥・・・っ!」

「やぁ、久しぶりだね。坂間遼。」

そこに立っていたのは見たことのない男の人。

「遥!早く!」

「無駄だ。」

周りはあっという間に取り囲まれていた。

「なに!?」

「遥・・・だったな。こっちに来たら遼は見逃してやる。」

え?・・・

「遥、駄目だ!信じるな!」

「遥。愛する人を守りたくないのかい?」

っ!!

「遥!耳を貸すな!そいつはっ!うっ!!」

遼君は頭を2人から押さえつけられ、身動き出来なくなっていた。
どうしよ。
僕があの人のところに行けば遼君は助かる。
でも赤ちゃんが・・・
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