第13章 嫉妬 ★
「ごめん、痛かった? 加減が難しいものなんだね…でも、おかしいなぁ、どんどん溢れてくるよ??」
「…っ///」
指の出し入れのスピードを早め、わざと音を響かせてくる。
それも、いたずらっ子のような、妖しい笑みで。
「主って、痛いのも、気持ちよくなっちゃうんだ?」
「や…、もう、やめて、安定くん…」
「……嫌、なの? 清光はよくて、僕は、ダメ…なんだ…」
悲しい顔。
そんな顔で、無理して笑ってる。
そんな風に思えて…
「違う、そう、じゃ、なくて…」
「狡い…よ…、僕だって…沖田くんの刀なのに…」
「安定くん…?」
その言葉は、『誰』に向かっての言葉なのだろう
私であるのか
沖田殿であるのか
はたまた…
「安定く…ひゃあ!?」
急に下着を脱がされ、脚を開かれる
閉じようと力を入れてみるも、ビクともしなかった。
「これだけ濡れてたら、大丈夫だよね」
「ちょ、待っ…だめっ…や、あぁぁぁっ」
一気に彼のモノが入って来て、頭が真っ白になってしまった。
身体が云うことを聞かず、ただ、ビクビクと痙攣する。
「なぁに? 入れただけでイッちゃった?? でも、本番はここからだよ??」
「やっ、あっ、あぁっ///」
「ふふ、やっと可愛い声聞かせてくれた…」
満足そうな笑みを浮かべて、律動のスピードを早めていく彼。
何度も奥まで突かれ、何も考えられなくなる。
律動は激しくても、時折降ってくる彼の口付けは驚く程優しくて…
「んっ、はっ、あぁっ、も、だめっ、安、定くん…っ///」
「僕も、もうっ…、ね、一緒にイこう?? 僕も、一緒にイキたい…っ」
意識が飛ぶ寸前で見た彼は
妖艶ながらもどこか悲しそうだった
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「…安定くん」
「………ごめんなさい…。自己嫌悪中です…」
「一応悪いとは思っているのだな?」
「はい…。ごめんなさい…」
「…全く」
そう言って主は、僕の事を抱き締めてくれた。
その行動に、僕は驚いて…
「えっ、えっ!? 主!? えっ??」
「…すまなかったな、安定くん」
「え…何で…酷い事をしたのは僕なのに…」
「…聞いてくれるか、安定くん…」