• テキストサイズ

とうらぶ夢倉庫(長編館)

第7章 池田屋




こんのすけから
池田屋事件について
また
加州清光・大和守安定が新選組・沖田の刀であること
和泉守兼定・堀川国広が新選組・土方の刀であることを教えて貰った。


皆、元の主を尊敬していることも。





「こんのすけ。池田屋へ出陣ということは…室内での戦いになる、という事か?」
「左様で御座います。故に、小回りが利く短刀や脇差などが有利であると一般的には言われておりますな」
「成程。参考にしよう」
「池田屋は強敵揃いと聞きます…」
「あぁ。そのようだな」







庭に赴き、集まった仲間達へと対面する。





「既に知っている者もいるが、次の出陣は池田屋だ」




ざわざわと動揺が走る。
そんな中、安定くんの真っ直ぐな視線を捉えた。





「出撃するメンバーを発表する。隊長…大和守安定」
「…はい!!」
「お前…」
「続いて…」




加州清光
和泉守兼定
堀川国広
今剣




「…以上だ」
「5振り…? 主、何故…」
「他の者は、負傷した場合に備えて準備をしていて欲しい。薬研くん、指示を頼む」
「おいおい、行く前から物騒だな大将」
「勿論、細心の注意を払うが、備えあれば憂いなしという事だ。家事は、光忠くんと歌仙さん…よろしく頼む」
「分かったよ」
「任せて欲しい」
「それから、今回は私も行く。悪いが文句は受け付けない」
「ある…」
「受け付けない」
「むぐ…」
「では、皆準備を済ませ、1時間後に集合とする」





控えめな返事が返って来たあと
それぞれが動き出した。




「主…一つだけよろしいでしょうか?」
「長谷部くん? 行くな、は聞かぬぞ?」
「…言っても聞いてくれないでしょうしね。主、池田屋は室内戦となります。…何が言いたいか、お分かりになりますね?」
「…?」
「先日の宇都宮城での術を使うのは御止めください。全員もれなく死にますので」
「…そ…そう、だな…気を付けよう…」





アレが一番得意な術だったんだがな…仕方ない







そして1時間後
また全員が庭に集合していた



/ 116ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp